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絹糸抽出期(R1)

R1ステージは絹糸が苞葉の外側に現れる時期を指します。花粉粒が絹糸に着地すると(受粉)、花粉管が形成され、絹糸を通じておよそ24時間で胚珠に達します。ここで受精が行われ胚珠は子実(穀粒)となります。 この時期の子実はほとんど完全に護穎(がく片)に取り囲まれており、色は白色から透明、内容物は水状です。
R1ステージは子実の発育に重要な時期で、これは最終的に収量と結びつきます。この時期と、その後2週間の間に受けるストレスは雌穂当たりの子実数を大幅に減少させる場合があります。

図27  R1ステージの第1雌穂。苞葉と絹糸を付けたものと除いたもの
図28 R1ステージでの上位の3雌穂。子実上にある点は絹糸が付着していた場所

図29 R1ステージのトウモロコシ展開図。
雄穂が完全に展開する前に絹糸が抽出している
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