花巻子実コーン組合
岩手県花巻市 (有)盛川農場(花巻子実コーン組合)
乾燥施設とモバイルドライヤー
岩手県花巻市の(有)盛川農場(代表 盛川周助氏)は水田単作地帯に位置し92haの耕作地を家族5人と繁忙期の収穫時期に雇用1名で水稲・大豆・小麦・子実トウモロコシを生産している農場です。
規模拡大と大型機械の導入
大型機械導入で整地・鎮圧作業同時進行
経営規模が拡大して耕作地が増える中、効率の良い経営を目指し合筆による圃場の拡大とともに耕作スピードが速く効率の良い大型機械の導入を進めてきました。
機械体系を生かせる輪作作物の導入...
千葉県成田市 小泉ファーム(コーンカンパニー成田)
千葉県成田市の小泉ファーム(代表 小泉輝夫氏)は成田国際空港の北10㎞ほどの久住地区に位置し約52haの耕作地でお米を中心に大豆・子実トウモロコシを生産している農場です。農場周辺はいわゆる谷津の多い地形で水田は低湿地にあります。そのような条件下で排水対策に多大な試行錯誤を重ねながら規模を拡大してきました。
冬場の暗渠工事は排水対策の要
子実トウモロコシ栽培のきっかけ
水稲は労力のかかる作物です。ワンオペ+αで規模を拡大していくためには労力の分散が必要だと感じていたところ労働生産性が高い子実コーン栽培の事を知り実際に東北で栽培している現地を視察しその可能性を信じて2014年に0.6haの作付けを開始しました。
4条真空播種機で播種作業の時間短縮
適切な管理による均一な生育
子実トウモロコシの作型と栽培工程...
サポートいび
~概要~
2002年7月にJAいび川の子会社として設立米・麦・大豆の2年3作の作付けを中心に農作業受託を請け負う水田転換畑における新たな作物としてサツマイモやネギなど拡大し、6次産業化も手がけている管理圃場の枚数は2,560枚 平均1,814㎡受託面積増加と担い手不足から子実コーンに着目、2021年から試験栽培(5ha)を開始、 地域農業に資すると判断し、日本メイズ生産者協会の協力のもと、現地検討会も開催2022年は栽培面積を夏播き中心に約20haに拡大、地域の耕種農家、畜産農家との連携を模索する
~子実コーン導入目的~...
山口市子実コーン地域内循環型生産・出荷協議会
子実コーン取り組みの背景
山口市は他の地域と同様にコメ需要低迷と農家の高齢化で大幅な余剰水田が発生しています。これに加え山口県では小麦の過剰生産で作付け制限が始まりました。
畜産県なら余剰水田は容易に飼料作物に転換できますが、山口では周辺に粗飼料を大量に必要とする酪農家は少数で水田は余る一方でした。こんな八方塞がりの中、少ない労力で大きな面積をカバーできる子実コーンの取り組みが始まったのです。
2017年、農家有志が市役所農林政策課のバックアップを受けて子実コーンの栽培試験を始めました。周りに酪農家がいないためスイートコーン以外のトウモロコシは見たこともない手探り状態からのスタートです。当然農家の方々も、米麦以外全く経験はありませんでした。...