山口市子実コーン地域内循環型生産・出荷協議会
子実コーン取り組みの背景
山口市は他の地域と同様にコメ需要低迷と農家の高齢化で大幅な余剰水田が発生しています。これに加え山口県では小麦の過剰生産で作付け制限が始まりました。
畜産県なら余剰水田は容易に飼料作物に転換できますが、山口では周辺に粗飼料を大量に必要とする酪農家は少数で水田は余る一方でした。こんな八方塞がりの中、少ない労力で大きな面積をカバーできる子実コーンの取り組みが始まったのです。
2017年、農家有志が市役所農林政策課のバックアップを受けて子実コーンの栽培試験を始めました。周りに酪農家がいないためスイートコーン以外のトウモロコシは見たこともない手探り状態からのスタートです。当然農家の方々も、米麦以外全く経験はありませんでした。...