栄養成長後期(V12ーVT)
雌穂の長さ(粒列当たりの子実数)は雄穂が抽出するほんの1ー2週間前に決まります。従って、この時期のストレスは各粒列の子実数を減少させます。しかし、最終的な子実数が決まるのは受粉を経た後になります。
移行期(VTーR1)
栄養成長から生殖成長に移る移行期(VT-R1)は子実収量に大きく影響する時期です。そして、この時期に最も上位にあるイアーシュートが優勢となります(図24)。 VT(雄穂抽出)は最後の雄穂の分枝が出現し外側に開く時期です(図26)。雄穂が完全に出現する前に絹糸が現れた場合、VTステージはR1ステージと重なります。 栄養成長が完結すると、草丈はほぼ最大に達し、茎の細胞がリグニン化を進めて茎をさらに強固にしながらトウモロコシは生殖成長(R1)に移行していきます。