- 子実コーンライブラリ
- トウモロコシの特性
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2025/04/14 更新
完熟期・生理的成熟期（R6）
完熟期・生理的成熟期（R6）
R6（完熟期）は絹糸抽出から60ｰ65日後頃になります。子実の水分は約35%、子実は生理的な成熟（完熟）に達したとみなされ、乾物重量が最大となります。
ミルクライン（硬い澱粉層）が子実の先端まで達すると、子実の先端の細胞はその統合性を失い、茶色から黒色の離層を形成します。これは一般に「ブラックレイヤー」と呼ばれています（図41）。ブラックレイヤーが形成されると、蒸発作用を除いてデンプンや水分は子実から移動できなくなります。
ブラックレイヤーの形成は雌穂の先端部から始まり基部に向かって進みます。生理的成熟期の前にトウモロコシ個体が枯死した場合でもブラックレイヤーは形成されますが、その形成には時間がかかり、おそらく収量は減少します。
このステージのストレスは収量に影響しません。
（ R1ステージの第1雌穂。苞葉と絹糸を付けたものと除いたもの）
（Steve Butzen, DuPont Pioneerの好意による）
胚が明らかになって以降は胚側とその反対側の断面写真を併載
