さび病
さび病は英語でCommon rustと呼ばれ、名前のよく似ている南方さび病と明確に区別する必要があります。この病原菌はPuccinia sorghi であり、低温(15℃ー20℃)と高湿度で発生が促される、葉や茎に鉄さびのような胞子を形成します(図1)。 高温で乾燥した条件では通常発生は鈍化もしくは停止します。南方のトウモロコシ生産地から風に乗って飛散する胞子で広がります。通常、低温多湿の天候が続くと、夏の後半のトウモロコシの登熟の進行とともに広がりますが、大きな減収を招くような被害は通常発生しません。